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学校へのエアコン設置に賛成?反対?


11月の西部エコ端会議は「学校へのエアコン設置」について話し合いました。

話はエアコンの設置だけにとどまらず、その教室や建物を省エネ改修を優先すべき、そのためにもエコスクール(モデル)を設置し結果をわかりやすく発信する、パブリックコメントを集め発信するなど、仕組みづくりへのアプローチ方法まで話し合いました。

今回のエコ端会議ではまず、エコサポーターズの服部さんから今年の夏の暑さについて熱中症による救急搬送者数や暑さ指数という観点から、また小中学校エアコン設置に向けた国や市の動き、予算について情報提供いただきました。

そして、学校へのエアコン設置について、どう感じている人が多いのか話し合いました。 みなさんが、快適な学習環境を作るにはエアコンが必要という意見でした。 ただ、 「教室内でも窓側と廊下側では日射等の違いで体感温度が変わってしまう。」 「今の校舎では、水をザルで汲むかのように熱をどんどん外に逃がしてしまう。校舎の省エネ改修も考えていこう。」 「エアコン設置で多額の予算が必要となるなか、省エネ改修も要望するのは財源的に無理」との意見もありました。

そこで省エネ改修を普及させるためにどのようにアプローチすればよいかについて話し合い 「エコスクールモデルを設置し、その結果を広めることで普及拡大するのではないか」 「パブリックコメントを集め、発信するのはどうか」 といった意見がでました。

話し合いの中で、まだまだ、寒い暑いなど熱や体感など、快適性について「認識不足」であることを認識する必要があるのではないか?

日本のエアコンの省エネ性能は世界を凌駕しているが、でもそれは、建物の性能が先進国は言うに及ばず、かなり低いからに他ならない。

そして、エアコンの能力を最大限に活かす利用法についても、子どもは当たり前のこと大人も知らないことがまだたくさんある。

などの意見から、このままエアコン設置で問題が解決したと思うのではなく、エアコンの効率的な設置方法や使用方法について、きちんと認識することが求められていることがわかりました。

多くの人が子どもたちの教育環境が地球の気温上昇により、今までとは違い過酷になっていることを憂いています。 だからこそ、建物がシェルターにもなりうることをみんなが認識し始めた今こそ、エアコンを設置すればいい、から一歩踏み出して考えてみることが大事ではないかと議論していただきました。


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